「自分や周りが動いているように感じる」。 医学的に「眩暈(めまい)」と呼ばれるこの症状は、私たちの平衡感覚が一時的にエラーを起こしている状態です。
めまいの発生率と傾向
近年の調査(2024年の臨床検討)では、全人口の24.6%、特にシニア世代では約3割の方がめまいに悩まされているというデータがあります。また、閉経後の女性に多く見られることから、ホルモンバランスの乱れも深く関わっていると考えられています。
めまいの原因、実はこれだけ違います
臨床データによると、めまいの原因は大きく以下の3つに分けられます。
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耳(内耳)の問題:50〜60%
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原因不明:30〜45%
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脳・神経の問題:5〜10%
意外にも、半数以上が「耳」に起因しています。
なぜ「耳」でめまいが起きるのか?
耳は「外耳・中耳・内耳」の3つのエリアに分かれていますが、重要なのは一番奥の**「内耳(ないじ)」**です。
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外耳・中耳: 主に音を伝え、聴くための役割
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内耳: 音を感じる「蝸牛(かぎゅう)」と、**バランスを司る「三半規管」**が存在
三半規管の中は「リンパ液」で満たされており、この液の動きで私たちは回転や体の傾きを察知します。このリンパ液の状態や器官にトラブルが起きると、脳に正しい情報が伝わらず、激しいめまいとして現れるのです。
原因が特定しにくいケースも多い「めまい」ですが、まずは最も可能性の高い「内耳の健康」から見直してみませんか?








