脊柱管狭窄症を改善していくには、3つの“不足”を解消することが何より大切です。
そして、そのためには「自分で改善するぞ!」という意識と生活習慣の見直しがとても重要です。
脊柱管狭窄症の方が気をつけるべき“3つの不足”はこちらです。
• 栄養不足
• 筋力不足
• 睡眠不足
今回はこの中の 「栄養不足」 についてお伝えします。
● 栄養不足と脊柱管狭窄症の関係
脊柱管狭窄症の原因のひとつである「黄色靭帯の肥厚」は、炎症や低酸素状態が続くことで起こるとされています。
このため、炎症を抑える働きのある栄養素を意識して摂ることがとても大切です。
【炎症を抑えるビタミン】
① ビタミンC
効果:強い抗酸化作用があり、活性酸素を抑えて炎症を軽減します。
食品例:オレンジ、レモン、キウイ、パプリカ、ブロッコリー、イチゴ
ポイント:コラーゲン合成を助け、免疫力もアップ。背骨の軟骨や椎間板にも良い影響があります。
② ビタミンE
効果:抗酸化作用が強く、炎症を引き起こす物質の発生を抑えます。
食品例:アーモンド、ヘーゼルナッツ、サーモン、ほうれん草、アボカド
ポイント:脂溶性ビタミンなので、お肉や油を含む食事と一緒に摂ると吸収が良くなります。
③ ビタミンD
効果:免疫を調整し、慢性的な炎症を軽減します。
食品例:鮭、サバ、イワシ、卵黄、きのこ類(日光に当たったもの)
ポイント:日光浴でも体内で合成されます。外に出て少し体を動かすことは、栄養面から見てもとても効果的です。
④ ビタミンA
効果:炎症を抑え、細胞の修復をサポートします。
食品例:レバー、卵黄、にんじん、カボチャ、ほうれん草
ポイント:脂溶性ビタミンなので、オイルと一緒に摂ると効率的です。
【炎症を抑えるミネラル】
① 亜鉛
効果:免疫を整え、炎症物質の発生を抑えます。
食品例:牡蠣、牛肉、鶏肉、ナッツ類、豆類
ポイント:細胞修復や傷の治癒にも関わる重要なミネラルです。
② セレン
効果:強い抗酸化作用で細胞を守ります。
食品例:ブラジルナッツ、マグロ、エビ、サーモン、全粒穀物、卵
ポイント:ごく少量で十分ですが、不足すると炎症のリスクが高まります。
③ マグネシウム
効果:炎症物質の生成を抑え、筋肉の緊張を和らげます。
④ オメガ3脂肪酸
効果:炎症を抑える物質の生成を促します。
食品例:青魚(サバ、イワシ、サンマ)、亜麻仁油、チアシード
● 継続が何より大切
栄養は一度にすべてを完璧に摂る必要はありません。
大事なのは、日常の中でできることから少しずつ続けることです。
脊柱管狭窄症の改善には、体を整えるための正しい食事・運動・睡眠の3つが大きく関わっています。
まずは今日の食事から、体を内側から整えてい








