めまいの原因として一般的に多いのは「良性発作性頭位めまい症」や「メニエール病」で、全体の約60%以上を占めると言われています。しかし、それらに次いで注意が必要なのが「前庭神経炎」です。
今回は、突然の激しい回転性めまいを引き起こすこの疾患について深掘りしていきます。
前庭神経炎とは?
内耳には、体のバランスを保つための「三半規管」や「耳石器」があります。ここからの情報を脳へ届けるルートが「前庭神経」です。この神経に炎症が起き、情報の伝達がスムーズにいかなくなることで、自分や周囲が回っているような強いめまいが生じます。
なぜ起こる?主な原因について
もっとも有力な説は、ウイルス感染後の炎症です。
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風邪やインフルエンザ
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帯状疱疹ウイルス などの感染後に発症するケースが多く見られます。そのほか、自己免疫の異常や血流障害の可能性も指摘されていますが、はっきりとした原因はまだ解明されていません。
症状が起こるまでのステップ
前庭神経炎は、以下のようなプロセスで発症します。
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ウイルスの侵入: 風邪などのウイルスに感染。
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神経の炎症: 前庭神経に浮腫(むくみ)や炎症が発生。
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伝達トラブル: 神経の通り道が障害され、情報が遮断される。
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情報の不一致: 脳へ誤ったバランス信号が届く。
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発症: 激しい回転性のめまい発作が起こる。
まとめ
前庭神経炎は、一度発症すると強いめまいが数日間続くこともあり、日常生活に大きな支障をきたします。「いつものめまいかな?」と自己判断せず、症状の裏に隠れた原因をしっかり特定することが大切です。
当院では、めまいの原因に合わせた適切なケアをご提案しております。不安な症状がある方は、ぜひ一度お問い合わせください。








