「検査をしても原因が分からない」「3ヶ月以上、毎日めまいが続く」 そんなお悩みをお持ちの方は、心理的な要因が関わっている可能性があります。今回は、近年注目されている**「心因性めまい」**について解説します。
■ 心因性めまいを引き起こす主な要因
心因性めまいは、耳の直接的な病気ではなく、心身のコンディションが大きく関係しています。
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精神的要因: 強い不安感、焦燥感、恐怖心、抑うつ状態
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生活習慣: 睡眠不足、運動不足
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身体的変化: 女性特有のホルモンバランスの乱れ
■ なぜストレスで「めまい」が起きるのか?
1. バランス感覚(前庭機能)への影響 不安や過度のストレスは、体のバランスを司る「前庭系」の機能を低下させます。これが原因で、慢性的なふらつきを誘発してしまいます。
2. 視覚情報の「過敏反応」 心因性めまいの方は、視覚からの情報にとても敏感になります。
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人混みや駅の通路など、情報の多い場所
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スーパーマーケットなどの陳列棚
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スマートフォンやタブレットのスクロール画面 こうした動きのあるものを見た際に、めまいが悪化しやすいのが特徴です。
■ 3ヶ月以上続く「持続性姿勢知覚性めまい(PPPD)」
特に注意が必要なのが、以下の症状がほぼ毎日、3ヶ月以上続く状態です。
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体がふわふわと浮いている感じがする
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急にクラっとする、または頭が重だるい
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地面が揺れているように感じる
これらは「非回転性(ぐるぐる回らない)」のめまいで、近年では**持続性姿勢知覚性めまい(PPPD)**として定義されています。
■ まとめ
心理的なめまいは「気持ちの持ちよう」だけではなく、脳や神経が刺激に対して過敏になっている状態です。 「いつまでも治らない」という不安がさらなるめまいを呼ぶ悪循環に陥る前に、適切なケアを始めることが大切です。
気になる症状がある方は、どうぞお気軽にご相談ください。








