耳鳴りは、一般人口の約10〜15%が一度は経験するとされており、そのうち約1〜2%の方が、日常生活に支障をきたすほどの重度な耳鳴りを訴えているといわれています。
また、年齢とともに発症率が高くなり、特に50歳以降から増加傾向にあります。
厚生労働科学研究成果データベースを参考にした6,224名を対象とした調査では、
・50歳代:19.3%
・60歳代:17.4%
・70歳代:16.4%
・40歳代:14.7%
・30歳代:11.5%
という結果が報告されています。
この数値からも、50歳を境に耳鳴りを感じる方が増えていることが分かります。
では、そもそも耳はどのような仕組みになっているのでしょうか。
耳鳴りの原因はさまざまなため、まずは基礎となる「耳の構造」から順を追って確認していきます。
耳は大きく分けて
「外耳」「中耳」「内耳」
の3つの部分に分かれています。
それぞれ役割が異なり、
・外耳:音を集める
・中耳:音を伝える
・内耳:音を感じ取る
という働きを担っています。
さらに詳しく見ると、
・外耳:耳介、外耳道
・中耳:鼓膜、耳小骨
・内耳:蝸牛、聴神経、脳
と分類することができます。
このように、耳は複数の器官が連携して音を認識しており、耳鳴りはそのどこかに問題が生じることで起こる可能性があります。
耳鳴りは「耳だけの問題」と思われがちですが、
実際には耳の構造や加齢変化、さらには神経や血流など、さまざまな要素が関係しています。
まずは耳の仕組みを正しく理解することが、原因を見極める第一歩です。








