脊柱管狭窄症の主な症状
● 間欠性跛行(かんけつせいはこう)
歩いていると、足のしびれや痛みが現れ、少し休むと症状が軽くなります。
特に、膝に手をついて前かがみの姿勢になると楽になるのが特徴です。
一般的には、5〜10分ほど歩くとしびれや痛みが出始め、休憩すると再び歩けるようになります。
● 下肢のしびれ・感覚障害
お尻から太もも、ふくらはぎにかけて広い範囲でしびれや感覚の鈍さがみられます。
症状が強い場合は、足先までしびれが広がることもあります。
また、膝蓋腱反射やアキレス腱反射といった神経反射が低下することもあります。
● 筋力低下
長期間症状が続くと、下肢の筋力が少しずつ低下していきます。
特に太ももの周囲を比べると、しびれのある側が細くなっていることがあります。
さらに、坐骨神経痛や感覚の鈍化が進行すると、ふくらはぎの外側や足先にもしびれが現れ、ふくらはぎの筋肉が萎縮して左右差が目立つようになります。
● 腰痛
脊柱管狭窄症による腰痛は、ぎっくり腰のような急な痛みとは異なり、鈍く重い痛みが慢性的に続くのが特徴です。
安静時や就寝中もズキズキとした痛みを感じることがあり、お風呂で体を温めても症状が軽減しない場合があります。
これは、筋肉や関節のこわばりだけでなく、神経そのものの圧迫が関係しているためです。








